2014年2月28日金曜日

ポンピドゥー・センター・コレクション

先日、ポンピドゥー ・ センター ・ コレクション フルーツ ・ オブ ・ パッション展へ
行って来ました。 兵庫県立美術館。

フランスの現代美術館の殿堂らしいですね。 
絵画からオブジェ、体験型アートまでいろいろ面白かったです。

印象に残ったのは、ツェ・スーメイ 「エコー」という映像作品。
大峡谷に向かってチェロを弾く女性。  黄緑色の地面に後ろ向きに座った女性が
弓を動かすだけ。  単音が こだまで混じるサウンドになる。
静かな空間だが、目に入ってくる大自然のインパクトでドキドキする。

最後の展示室は、ポスターになっている エルネスト・ネト 「 私たちはあの時ちょうど
ここで立ち止まった 」


ストッキングのようなものが たくさんぶらさがり、その中には香辛料。
香りで経験を思い起こすことが、このタイトルなのでしょうか・・・?
この展覧会へ行った知り合いの料理家の人は 「 カルダモンは わかったわ 」と。
さすが~。

ロビーでは、どこかで聞いた しゃがれ声・・・。 安藤忠雄氏のサイン会が行われて
いました。  庶民的で若い人にも人気ですね。



  *  *  *  *  *  次回 クラシック ・ カフェ 35  *  *  *  *  *  

     3月24日(月)12時~16時 ( 出入り自由   喫茶代+参加費 ¥200 )

 ♪  今年 スメタナが 生誕190周年でもあります。  また ラファエル・ クーベリック が
   生誕100年周年!!ということで、「プラハの春」 についての トークと共に、
   「我が祖国」を 聞いていきたいと思います ♪
                 
           喫茶「ラルゴ」さん コーヒー・紅茶 ¥380 カレー¥500他
           神戸市中央区中島通1-4-4
           神戸市営バス ② 系統「青谷」バス停前

2014年2月24日月曜日

クラシックカフェ34

2月24日 クラシック・カフェ 34  ~生誕150年 リヒャルト・シュトラウス~

今日は少し寒さも和らぎ、たくさんの方々にお越し頂きました。 満員御礼。
「4つの最後の歌」に再び魅せられ、うちにあった シュワルツコップフをかけて
お待ちしておりました。

やはり「ばらの騎士」なのかな・・・。  オッター、クルト・モル、ツェドニックなどの
豪華メンバーに クライバー! 1994年ウィーン国立歌劇場の 第一幕終盤まで
見て頂きました。  4度下降の?テーマが色っぽいですね。   続きはまた後日 ♡

今日は、パートナーによる 「ツァラトゥストラはかく語りき」のトークをさせて頂きました。
いかがでしたでしょうか? ニーチェとの縁、時代背景、西洋文化への影響など教えて
もらいながら、一緒に調べたり聞いたりしているうち、私自身は、またも ハンス・フォン・
ビューローがこの時代を生きたスゴ作曲家に深く絡んでいたことに感銘を受けました。

時の大指揮者、ピアニストで、世に伝える役目として、今日の認識としての、シュトラウス、
ワーグナー、リスト、シューマン、ブラームス、マーラーの事柄が もしかしたら彼によって
変わっていたかもしれないのですから。

三面記事的には、ビューローの先生は、クララ・シューマンの父ヴィーク、奥さんは
リストの娘だが、後にワーグナーに取られてしまい、その為一時、対局ブラームスに
傾倒し、R・シュトラウスに仕事を世話し、でも親密に話せたのはマーラー、といった
具合(笑)


リート伴奏のスペシャリストの方に、グルベローヴァのCD「万霊節」を聞かせて
頂きました。 そういえば、歌詞に 「私の髪があなたの顔に・・・」とかいう とても
妖艶な曲があるのですが、タイトルを お聞きするのを忘れてしまった。
リートだけでもコーナーが出来そうです。

ピアノ曲も素敵です。 ご紹介頂いたグールドのCD。
グールド最後の録音は R.シュトラウスだったと、何かで読みました。
5つの小品に うっとりします


グールドといえば、うちにシュトラウスのビューローに献呈された「ブルレスケ」という
ピアノ協奏曲のような作品のビデオがあったので見て頂きました。 ティンパニとピアノの
やりとりがユニークです。  映像が面白いので評判良かったみたいです。

ドゥダメルの ベルリンフィルとの初録音が 「ツァラトゥストラ」なんですよね。
聞きたいと思っていたら、今日早速持って来て頂いて嬉しい!
何と綺麗な音!雑味がない。オルガンの音程も下がっていなかった!


あまりよく知らなかった R・シュトラウスですが、少し親近感が沸いたかな?
今年も楽しくなりそう。

                       *  *  *  *

次回クラシック・カフェ 3月24日(月)12時~16時(出入り自由  喫茶代+¥200)
              
              
               喫茶「ラルゴ」コーヒー・紅茶 ¥380 カレー¥500他
               神戸市中央区中島通1-4-4
               神戸市営バス ② 系統「青谷」バス停前

2014年2月22日土曜日

亡命者

マンドリンアンサンブル 「プリマヴェーラ」第4回演奏会。 神戸市立灘区民ホール。
マンドリンの音は良いですね。 包まれる空気感 ♡


第一部は マンドリンオリジナルの曲で、こういうプログラムが好きです。
トレモロは難しいのかなぁとか、音色を合わせるにはどういう練習をするのかなぁ
とか、知らない楽器の世界を想像しながら聞いていました。

今日は、クラシックカフェでお馴染み 髙岡さんのソロがありました。
彼女はマンドラ。 C・G・ ワルテル作曲 「亡命者」 という面白いタイトルの曲。
「スケーターズワルツ」を作った人? いやそれは、ワルトトイフェル(笑)

ネットで調べてもあまり出てこないですね。
1851~1927 ベルギー生まれのイタリアで活躍した作曲家。
マンドラ協奏曲で、イタリアオペラのような印象に残るメロディも出て来ました。 

すごくしっかりした音で、ホールの一番後ろまで響き、カデンツァ?のような流れも、
こってりしない 彼女らしい歌い方だなぁ と思いました。

「サウンドオブミュージック」では、パーカッションとの音量のバランスがとても絶妙!
綺麗でした。 次回 演奏会も楽しみです。

                                                     *  *  *  *

次回クラシック・カフェ 2月24日(月)12:00~16:00(出入り自由 喫茶代のみ)
           
                    ~ 生誕150年 R・シュトラウス~
              
               喫茶「ラルゴ」コーヒー・紅茶 ¥380 カレー¥500他
               神戸市中央区中島通1-4-4
               神戸市営バス ② 系統「青谷」バス停前

2014年2月14日金曜日

アンドレアス・グルスキー展

朝起きると、一面銀世界 ☆ 
六甲山のトンネルを抜けて行く コーラスがお休みになり、午前中ゆっくりできました。

先日、アンドレアス・グルスキー展へ行って来ました。 国立国際美術館。


現実的な写真なのに、現実ではなかった。 
こんな ロケーション、どこにあるのかな? と思っていた作品も、手を加え
その目を惹く部分が 強調されている。


                                         (カタログより)
こんな陳列のスーパーあるはずないのに、あるような・・・。
物があふれていることに対する社会風刺かと思ったら、ご本人インタビューによると、
「写真に メッセージなど込めない!」 と。

ライン河の綺麗な写真がありました。 建物を全部消し、波を整えたという。
ミニマル的なアート作品。
面白いので、是非観に行ってください。

帰りに、流行からだいぶ遅れて、「堂島ロール」 の本店へ寄りました。
ロールケーキブームの発祥らしいですね。 美味しかった ♡

 
 
*   *  *  *  *


次回クラシック・カフェ 2月24日(月)12:00~16:00(出入り自由 喫茶代のみ)
           
                    ~ 生誕150年 R・シュトラウス~
              
               喫茶「ラルゴ」コーヒー・紅茶 ¥380 カレー¥500他
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2014年2月10日月曜日

ウィリアム・バード

大矢牧子さんのホームコンサートvol.16 へ行ってきました。

シベリウス「樅の木」で始まり、前半は古い時代と その時代に憧れを持つ作曲家の
プログラム。   ご自身も弾きたかった とおっしゃっていた ウィリアム・バード!
私も最近 J・ダウランドと共に、イギリスのルネサンスものを演奏会で聞く機会が
何度かあり、心地いいなぁと思っています。

途中、左右の分かれるカノンになったり、でもまだバロック程のカデンツが確立して
いないがゆえの音楽の漂い方が、冬の昼下がりに まったりといい感じでした。
大矢さんのトリルはホント綺麗ですね。

ブラームス 「主題と変奏 」 は、とっても好きな曲です。 
原曲 弦楽六重奏に重きをおくか、独立したピアノ曲としてとらえるかの 大きくは この
二派に別れると思うのですが、大矢さんは後者のお考えかなぁと思いました。 

それは、この弦楽六重奏曲第一番が1860年夏に完成し、この第2楽章ピアノ版を、
翌月九月のクララのお誕生日プレゼントとして送ったという エピソードを思い出し、
クララが大ピアニストであった由縁の この曲のあり方を 今日の演奏から想像する
私なりのイメージですが ♡


ティータイムでは、お客様方との楽しい歓談、大矢さんのスタインウェイを弾く醍醐味を
聞かせて頂きました。

                    *   *  *  *  *

次回クラシック・カフェ 2月24日(月)12:00~16:00(出入り自由 喫茶代のみ)
           
                    ~ 生誕150年 R・シュトラウス~
              
               喫茶「ラルゴ」コーヒー・紅茶 ¥380 カレー¥500他
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2014年2月9日日曜日

ショスタコーヴィッチ最後の交響曲

今日のNHK 「クラシック音楽館」 は、デュトワ指揮の ショスタコーヴィッチ最後の
交響曲 第15番でしたね。

ショスタコーヴィッチの交響曲は、わりと好きで、コンドラシンの全集を車で良く
聞いています。
中学時代、ラジオっ子で、「オールナイトニッポン」を聞いていて、何曜日の番組
だったか、交響曲第5番第2楽章がテーマ曲だったのが ショスタコ初体験かも。

80年代に ショスタコ-ヴィッチの手記が発見されたというニュースは、今でも
良く覚えています。 スターリンに圧力を かけられていたという内容ですが、
実は、そういうフリをしていた、またフリのフリをしていたとかいう、後世の
学術書による見方も面白いなぁ・・・と思います。


今日の15番は、ロッシーニのウィリアムテルの引用や、終楽章では ワーグナーの
「ジークフリート」 運命のライトモティーフらしいテーマが冒頭に。
あの大蛇と格闘するシーンですね。

ソロが多いのもこの曲の特徴でしょうか・・・藤森さんのチェロ独奏、素晴らしかった
です。

                   *   *   *  *  *

次回クラシック・カフェ 2月24日(月)12:00~16:00(出入り自由 喫茶代のみ)
           
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2014年2月5日水曜日

ハンマーダルシマー

今日は厳しい寒さでしたね。 神戸でも昼間から雪が舞っていていました。
午前中、学校のコーラス練習は冷えます。 終わってから、急いで 六甲道へ。

「Hug」という ニューヨークスタイルの すごいおしゃれなお店で、いつもお世話に
なっている スタジオがプロデュースする  「ランチタイムコンサート」がありました。

 
今日は、ハンマーダルシマー奏者 稲岡大介さんの ライヴ。  スタジオでもレッスン
されています。
ハンマーダルシマーは 、ピアノの原型と言われているそうですね。
ツィター属で、ツェンバロン、シター、・・・似ているので よくわかっていませんが、シター
より大きいです。

弦を叩くハンマーは、 ピアノのハンマーとデザインが似ています。
その音は、優しく周りの空気を包み、ゆっくり時を 刻むようです。


プログラムは 「埴生の宿」「グリーンスリーブス」、北欧の民謡のような曲、あと
ポピュラー系。   こういう  古楽器のライヴの時 いつも思うのですが、お店でする
という状況もありますが、私たち聞き手に 知識がなくても、バロックやルネッサンス
ケルトなどの曲を たくさん演奏して欲しいなぁ~と。


ご自身は、チェンバロとのユニットを組んで、バロックのCDも出しておられます。
以前 「ダルシマーの 知名度をあげなければ・・・」と おっしゃっていました。
普及活動も大変です。

                                                      *   *  *  *

次回クラシック・カフェ 2月24日(月)12:00~16:00(出入り自由 喫茶代のみ)
           
                    ~ 生誕150年 R・シュトラウス~
              
               喫茶「ラルゴ」コーヒー・紅茶 ¥380 カレー¥500他
               神戸市中央区中島通1-4-4
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2014年2月3日月曜日

柳月堂と北山クラフト市

京都の 「柳月堂」へ行って来ました(2日) 有名な 名曲喫茶だから一度は行って
みたいと思っていました。   まず、ドアの外でコートを脱がなくてはいけない。 
木製の面白い形をした スピーカー。  チェンバロと ディアパソンの グランドが
置いてある。     私語禁止と 聞いていましたが・・・・


ビニール袋、鞄の開閉の 「音」に ご注意ください。
リクエストカード、書くマジックの 紙にすれる 「音」に ご注意ください。
本のページを めくる 「音」に ご注意ください。
眼鏡をテーブルに 置く 「音」に ご注意ください。
コップを置く持ち方はアルバイトを模範してもらうといいです。
 
(私の好きな砥部焼の器だが)

小さな はさみが付いてきた。
おしぼりのビニール袋を 「音」を 立てずに開ける為です(笑!)

おかしくて笑いが止まらなくなってきた。 
このシュークリームを 「音」を 立てずに食べる光景を想像してみてください。
もしかしたら、そういう ツボをねらっている?(笑~!!)


モーツァルトも 泣いている。
こういう偏見が クラシックファンを 少なくしていくのだ! がっかり。 


今日、京都へ行った本当の目的は 「北山クラフト市」
京都は 「市」が たくさんあっていいですね。 手作りばかりの今日の市は、小規模でし
たが、クオリティー高かったです。


エントランスで、美味しそうな スモークチーズを買いました。
さきほど 白ワインと一緒に頂き、香り高く相性 ぴったりでした ♡


素敵な青磁の器と出会いました。 開田 彰さんの 酒器 「春雨」 と 「ホタル」
写真では出ない とろけそうな青。 お酒が美味しいに違いない。
http://www.a-yuragi.com

                                                *   *   *  *  *

次回クラシック・カフェ 2月24日(月)12:00~16:00(出入り自由 喫茶代のみ)
           
                    ~ 生誕150年 R・シュトラウス~
              
               喫茶「ラルゴ」コーヒー・紅茶 ¥380 カレー¥500他
               神戸市中央区中島通1-4-4
               神戸市営バス ② 系統「青谷」バス停前